『与える』
皆さんはこの言葉を聞いたとき、どんなイメージをされるでしょうか
私はなぜか嫌~な感じがしました
というのも、与えるって何かこう、高圧的というか・・・
上から下へ、という階級社会の象徴のような気がしていたからです
確かに意味を調べてみても…
・自分の所有物を他の人に渡して、その人の物とする。現在 ではやや改まった言い方で、恩恵 的な意味 で目下 の者に授ける場合 に多く 用いる。
・ 相手 のためになるものを提供する。
など、何かこう、恩着せがましいというか
10数年前・・・
私がまだスピリチュアルの「ス」の字も認識していないころ
仕事の関係でご縁のあった方がいました
「山田さん」(仮名)という男の方でした。
私はそのころ会計事務所に勤めていました。
その勤めていた会計事務所の関与先として「山田さん」がいらしたわけです
私より一回りほど年配の方でしたが、手広く事業をされていて、
大勢の従業員を雇われていて…
その頂点に立つお方でした。いわゆる「社長」ってやつですよね
ですが、とても人当たりのいい、素朴な方で、
どんな人にでも分け隔てなく、同じように接していく・・・
そんな素晴らしい方でした
ちょうどその頃、
私にとって人生の中でも一番落ち込んでいるんじゃないか
という時期でした。
というのも最愛なる父親を亡くした時だったんです
私はファザコンでしたから(笑)
その衝撃ったらなかったですよね
唯一、無条件で守ってくれる存在
それが無くなったわけですから、情緒不安定になっていたのです
そんな私を見るに見かねてか、
山田さんは色々な話を、分かりやすく教えてくださったんです
そんな山田さんがいつも言っていたこと
「感謝」
そして
「与える」
ということでした。
感謝は言うまでもなく、
忘れてはいけない気持ちですよね
生きていることに感謝
自分の身体にも感謝
親に感謝
兄弟・姉妹に感謝
周りに感謝
自然に感謝
挙げればキリがありません
そしてもう一つ「与える」ということ
give&take
皆さんご存知の言葉ですよね
与えるから助けてね
みたいな?(笑)
でもこれは転じて
「助けてやるから、あんたも助けてね」
という一種の「期待」ですよね
で、この「期待」した行為に相手が乗らなければ「失望」するわけです
ようは、「ガッカリ」するわけですよね
山田さんは
give&give&give
与えて、与えて、与えまくる
とうことをよく言ってました
つまりは見返りを求めて与えるのではなく、
ただ、純粋に何かをする
という行為が大切なんだ…と。
「与える」という行為はとても難しいものです
山田さんが言うように
自分が中心で物事を考え、相手に期待せず
「ただ与える」ということはなかなかできません
だから人間社会の概念として「上から目線」になっちゃうんですね
ですが宇宙の法則では
『自分の与えるものが、自分の受け取るもの』
とあります
自分の喜びを誰かに与えると、その喜びが自分に返ってくるということです
これは物だけでなく、エネルギー、気持ちなどもそうですよね
もちろんお金だって
そうやって考えると「与える」という言葉って素敵だと思いませんか
自分が幸せを感じることで、そのエネルギーが周りにも伝わります
そうすると周りも幸せを感じられるようになるので、そのエネルギーが自分にも返ってくるのです
これが「愛のオーラ」ってやつですね
お祈りをすることも
ただ笑顔になることも
それだけでもあなたが周りに素敵なエネルギーを与えていることになるんです
「与える」こと
あなたも今日から始めてみませんか
あなたの優しさを周りに与えていきましょう
慈しむ存在になるワーク
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たく (水曜日, 14 12月 2016 12:12)
共感します。
与えて、与えて、与えまくる。
子供を持つ父親としては、とても響きました。
そして何が与えられるのだろう?
見返りを求めず与える、相手が他人だと難しいです。
まずは、喜びを与えることを実践してみます。
桜愛海 (水曜日, 14 12月 2016 22:57)
たくさん♪
コメントをありがとうございます♪
そうですね!
父親として…もあるかと思いますが、一人の人間として何が出来るのか?
一人の人間としてどうあるべきなのか?
自分自身に軸をしっかりと持っていくことが大切だと思います